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美術館にアートを贈る会   お問合せは info@art-okuru.org

「美術館にアートを贈る会」第1弾プロジェクトの寄贈作品として
藤本由紀夫さんの作品《HORIZONTAL MUSIC》が選ばれました

2006年3月西宮市大谷記念美術館への寄贈が正式に決定しました。

 
《HORIZONTAL MUSIC》
1986/オルゴールユニット、木/各18 x 18 x 10 cm、18units
    《HORIZONTAL MUSIC》正面から
プロジェクト第1弾として、サウンドアーティスト藤本由紀夫さんの《HORIZONTAL MUSIC》(写真)を選びました。これは藤本さんの初個展(1986年)の出展作で、藤本ワールドの根幹をなすオルゴール作品の原点にあたる作品です。藤本さんは同作品を2004年9月、アートコートギャラリー(大阪)にて開催の「6人の作家/Articulation2004」展に出展の際に、作品の重要度から美術館の所蔵となることを希望されました。
そこで私たち『美術館にアートを贈る会』では、作品にふさわしい美術館を見つけ、これを寄贈することを目的とし検討を重ねた結果、皆様にご協力をお願いする次第です。今のこの時代に、私たちに立ち止まって耳を澄ますときを与えてくれる愛すべき作品《HORIZONTAL MUSIC》を美術館に贈りませんか。
作品《HORIZONTAL MUSIC》について
耳の高さで水平に展示された18台のオルゴールは、ネジを回すと1音のみが鳴る。一曲の1/18を奏でる各オルゴールは一音の単純な繰り返しであるが、18個それぞれが鳴ることにより、毎回違った組み合わせとなり、無限の音楽 が水平線上に出現する。作家初個展の出展作であり、藤本ワールドの根幹をなすオルゴール作品の原点にあたる作品。
※寄贈希望先美術館は西宮市大谷記念美術館です。
 
information
【経緯】
2004年10月:美術館にアートを贈る会を発足と同時に、第1回目の作品として藤本由紀夫《HORIZONTAL MUSIC》を決定。また、寄贈希望先美術館として西宮市大谷記念美術館と交渉を行うことを決定。
2005年6月:協力金が目標金額の60%を超え、西宮市大谷記念美術館に寄贈受け入れのための申し入れを行う。
2006年3月:西宮市大谷記念美術館への寄贈が正式に決定。
2006年4月:プレス発表及び活動報告会を開催。

【藤本由紀夫(ふじもと・ゆきお)プロフィール】
1950年名古屋市生まれ。80年代よりオルゴール等を使用したサウンド・オブジェ、サウンド・インスタレーションを制作し、独自の造形分野を開拓している。2001年、2007年のベニス・ビエンナーレへの参加。2007年、国立国際美術館、和歌山県立近代美術館、西宮市大谷記念美術館での3館同時の個展開催など、国内外で注目される作家。

【西宮市大谷記念美術館】
1972年11月に開館した。日本近代洋画、近代日本画、フランス近代絵画を中心とした当初のコレクションに加えて、阪神間を中心とする地元作家の作品や版画の蒐集にもつとめ、現在では1300点以上の作品を収蔵している。1991年1月に全面的な増改築工事を行い現在の建物となったが、和風邸宅の良さはそのままに、エントランスロビーから水と緑の美しい庭園を楽しむことができる美術館として、多くの来館者に親しまれている。
また、「美術館の遠足」では、西宮市大谷記念美術館の様々な場所に配された藤本由紀夫の作品を、自ら探し体験することを通して、作品や美術館との新しい出会いの場を作り出すプロジェクトとして、1997年から2006年までの10年間、毎年一回、一日だけ開催された。
 


【協力方法】

一口:5,000円
一口以上をお申し込み下さい。ご賛同、ご協力をお願い致します。
ご送金後、お手数ですが以下の三点を事務局までお知らせください。
メールお電話または郵便にて)
(1)お名前(漢字、よみがな)
(2)メールアドレスまたはご住所
(3)ご協力プロジェクト名(「伊庭靖子作品寄贈プロジェクト」)
※頂戴しましたご連絡先は、経過報告等、事務局よりのお知らせにのみ使用させていただきます。

【ご送金先】
振込口座:三菱東京UFJ銀行 出町支店
     普通 0873184
     名義/美術館にアートを贈る会
郵便振替口座:口座番号/00960-7-162936
       名義/美術館にアートを贈る会

【特典】
美術館に作品を寄贈の際の目録に、ご協力者全員のお名前を明記いたします。また、当会の報告書にも明記いたします。匿名希望の方はその旨お申し出ください。
 
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